『NPO法人 ふるさとイベント協議会』に、いいね!やシェアだけで支援金を届けられます。~ NPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!gooddo(グッドゥ) ~

マメ知識

お米を美味しくする現場~名人の技~健康な稲を育てる疎植栽培編

今回は、田んぼを見ただけで、美味しいお米が育つかどうか判る秘訣を紹介します。

田んぼのどこをみるか・・・。それは株間(かぶま 株と株の間)です。

写真左は、普通の田んぼです。右はこだわり農家の田んぼです。 

株と株の間がせまっている植え方を密植、間があいている植え方を疎植といいます。

市場の米価は安くなるばかり
そんな中、少しでも多くの収入を得ようと思えば、1枚の田んぼからできるだけたくさんのお米を収穫したいと思うのが、当たり前の生産者の心情です。

戦後、農業が機械化されてから、日本全国例外なく多収の技術が追求され、
農協も生産者に1俵でも多く収穫できるための技術指導をしてきました。

そんな中で当たり前になっているのが、密植栽培です。
少しでも多くのお米を収穫するために、1枚の田んぼにできるだけ多くの苗
を植え付けるというもの

ところが、あまり密植にしてしまうと太陽の光も当らなくなりますし、また空気が通りにくいことで、稲が病気や害虫の被害を受けやすい環境ができてしまいます。
近代農業では、こうした病気や害虫を農薬で防ぎ、多収穫を実現するという効率の農業を目指してきました。

しかし味や安全性にこだわる生産者の考え方は、これと全く逆です。
「農薬を使わないためには、風通しを良くする必要がある。」
「太陽の光を充分に当て稲を健康にすれば、虫や病気を寄せ付けないし味も良くなる」

こうした考え方で、収量を追わず、味と安全性にとことんこだわるわけです。

ちなみに、1㎡あたりの植え付け株数も多い人で、70株前後から、
少ない人では35株前後と倍ほどの違いがあります。

田植えの時の苗も、通常は6~7本で植えるのですが、味や安全性にこだわる生産者は少し大きく育てた苗(通常の苗を稚苗というのに対し、
中苗、成苗などと言います)を2本くらいで植えつけたりします。
こうして田んぼを見ると、生産者の考え方が良くわかります。
生産者の考え方が違えば、味や安全性、品質も大きく違うのです

 

米ぬかは元氣の素!

 米ぬかは元氣の素
玄米には食物繊維、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンE、鉄分などを始めとする豊富な栄養素が含まれています。
そして最近では、成人病や、アレルギーが蔓延する現代の食生活を見直そうと、玄米食をはじめとする日本の伝統食が見直されるようになってきました。

店頭に立っていても「玄米を食べている」という人があまりにも多いのでビックリします。
ところがよく話を聞いてみると「家族が食べてくれない」とか「毎日だと食べ飽きしてしまう」という声が多いのも事実です。
毎日のことだから、美味しくないと思って食べるのも、自分の分だけ別に作るのも、とてもおっくうなことですよね
最近でこそ玄米炊き機能つき炊飯ジャーが登場しましたが、基本的に玄米は、浸水時間を長くしたり、圧力なべで炊いたり、2度炊きしたりと手間のかかるものです。

さて、そこでなぞかけのような話になってしまいますが、玄米を食べている人は 「健康」のために、なぜ「玄米」を食べるのでしょうか?


玄米の栄養価の95%は米ぬかに含まれる?

それは、米ぬかに含まれる栄養素を残さず摂ろうとするからですね。 
糠(ぬか)という字が、康やかな米と書くその字の如く、玄米の栄養価は大半が米ぬかの部分に含まれています。

玄米の栄養価を100%とすると、皆さんが食べている白米(胚乳)にはたったの5%しか栄養価がなく、残りの95%はすべてぬかの部分にあります。しかも「胚芽」(芽の出る部分)には実に66%もの栄養価が凝縮されています。
 (米ぬか健康法・河村通夫著【小学館】参照)

 

ですから「玄米」や、少しでも胚芽の残っている「分づき米」を食べる人が増えているわけですが、一方で、玄米は消化・吸収が良くないとも言われております。
そこで逆転の発想で、ぬかを直接摂取してしまうというのも良い方法です。


たった16gの米ぬかで、玄米食と一緒?

特に胃腸の弱い方や、小食の方にはオススメ。

ちなみに現代日本人1人あたりのお米の年間消費量が約60kgですから(平成19年農水省調べ)、そこから出る米ぬかは、その10%に当たる約6kg。これを1日あたりに割るとたったの16gということになります。
1日3食とすると1回あたりの食事で大さじ1杯程度のぬかを摂れば、計算上は1年間玄米食を食べたのと同じだけの栄養が取れるということになります。
 
新鮮で良質な米ぬかは、きな粉のようにほんのり甘いものです。

最後に米ぬかを利用する際の注意ですが、米ぬかも、精米後は日を追うごとに酸化します。酸化した米ぬかは逆に有害ですので、出来る限りつきたてものを、手に入れるようにしましょう。

また農薬の残留は、米ぬかや胚芽の部分に特に溜まりやすいと言われていますので、できる限り減農薬米や、無農薬米などの米ぬかを入手した方が無難です。
 
ちなみに、米ぬかに含まれるフィチン酸は、農薬などの有害物質を体外に排出
させる効果も認められています。

どうですか、米ぬかが食べたくなってきたでしょう?

 玄米工房通信20083月号

 

試してみよう!ごはんをより美味しくする隠し味あれこれ。

「ごはんに○○を入れて炊くと、美味しくなるよ」なんて話、聞いたことありませんか?聞いてみれば、ご家庭によっていろいろな工夫があるようです。
さて今回は、その炊飯時に入れるとごはんが美味しくなると言われている隠し味を特集してみたいと思います。ぜひお試しあれ!

【酢 ごはんが傷みにくくなる】
夏場は、米を研いだ後に、酢を2~3滴入れると、炊飯ジャーに2~3日入れたままでも、ごはんがいたみにくいそうです。

 

【みりん テリが良くなる】
「テレビで見たのを機に試している」という人が多いのがコレ。

一合に対して小さじ一杯入れると古米でもテリが良く美味しくなるうえ、栄養価もアップするとか。

 

【塩(天然塩)甘みが出る】
食塩でなく天然塩を! スイカに塩をかけると美味しくなるように、塩分を入れることでご飯の甘味が出てくる。おにぎりっぽくなって、天然塩のミネラル効果も期待できる。

 

【酒 古米臭がなくなる】
お酒を入れるとふっくら炊けて、古米でも古米臭がなくなるとか

料理にお酒を入れるとまろやかになって美味しくなるのと同じだそうです。


【にがり ふんわり感が出る】
炊くときに2~3滴入れると、お米にふんわり感が出ると言います。

 

【備長炭 ふっくら炊ける・水道水でも美味しくなる】
炊飯器に直接入れて炊けば、遠赤外線効果でふっくら炊けます。
また麦茶などを入れる容器に炭やセラミックなど遠赤外線効果・浄化作用があるものを入れて1日置いた水で炊けば、水道水でも美味しく炊けるそうです。

 

【香り米 ポップコーンのように香ばしい香り】
関東圏ではあまり見かけない「香り米」ですが、一升に対して大さじ3杯くらい混ぜると香りが良く、とても美味しいと喜ばれるそうです。
しかし入れれば入れるほど美味しくなるというものではないので、隠し味程度にとどめるのが賢明でしょう。
香り米の匂いの特徴は、特に炊き上がるときに、ポップコーンのような香ばしい香りがしてきます。

 

【もち米 パサパサのまずいお米が美味しくなる】
パサパサしたお米や、まずいお米でも、もち米を混ぜると美味しく食べられます。
あのアテネオリンピックでも、もち米が大活躍。野球代表チームがイタリアの合宿先で調達するお米はパサパサなので、もち米を1割混ぜて炊いたら、粘りが出て特上コシヒカリにも負けない味になったとか。

 

【低アミロース米 まずいお米が美味しく】
これも、もち米と全く同じで、ミルキークィーンや夢ごこちなど粘りのある低アミロース米を混ぜると美味しくなります。
ちなみに低アミロース米は、もち米ほど白濁していないので、お米屋さんでも食味を上げるために使用するところが多いようです。

 

【番外編 急ぎでも美味しく炊ける方法】
お米は冷たい水で研いだ方が良いと思っている方が多いようですが、急いでいるときには「お湯研ぎ+10分保温法」がオススメ。


「玄米工房通信」200711日記事